つい先日、元受験生のお母さんとおしゃべりしていたときのこと。
「うちの子、受験当日の朝に、塾の前を通ってって言ったんですよ」
と、ちょっと笑いながら教えてくれました。
受験会場に向かう途中、「遠回りでもいいから塾の前を通って」とのリクエスト。
「今さら!?ここにきて塾!?」と思いつつも、お母さんは素直にルート変更。
向かった先は、いつもの塾――もちろんシャッターは閉まっていて、誰もいない。(私は自宅)
でも、子どもは車の中から、じーっとホープスの建物をのぞき込むように見つめていて…。
「なんか、笑ってはいけないけど、あまりにも真剣で…。でも、その様子を見てたらやっぱり…いろいろ思い出しました」
と、お母さんはちょっと照れくさそうに話してくれました。
けじめだったのか、「お世話になりました」のご挨拶だったのか。
その数秒の車窓の時間に、何を感じていたのかはわかりませんが、
きっと彼自身の中に、“ホープスでの物語”がしっかりあったんだろうなと思います。
まさかの塾経由(^-^)。
受験当日の朝にこんな寄り道があるなんて、私自身もちょっとほっこりしました(#^^#)