先日、ホープスに通う中学3年生全員と面談をしたときのことをもう一度・・・。
「今、志望している高校のこと」「その高校と今の自分との距離」
そして一番大事なこと、「なぜその高校に行きたいのか」についても、じっくり話をしました。
返ってきたのはこんな声でした。
- 友達が行きたいって言ってたから
- 自分の学力に合ってる気がするから
- 家から近いから
- 制服がかわいいから
- 普通科なら選択肢が広がりそうだから
- 親がすすめるから
うん、どれも “あるある” です(^-^;
この時期なら、まだ高校見学もしていないし、詳しく調べたこともない。中1、中2ならなおさら。
そんな中でこの「なんとなく」の気持ちになるのは、ごく自然なことだと思います。
でも、ここでちょっと気をつけたいことがあります。
実はこの「なんとなく」のまま受験勉強に突入してしまうと、スタートの時点で差がついてしまうことがあるんですよ。
志望校への想いが強い子は、最後までブレにくい
今までたくさんの中3生を見てきて感じるのは、志望校への想いが強い子ほど、受験勉強を続ける力があるということです。
「どうしてもこの高校に行きたい!」という想いがあると、
壁にぶつかったときも、踏ん張れる。
成績が伸び悩んでも、諦めずに工夫できる。
周りと比べて焦っても、自分のペースを信じて進める。
逆に「なんとなく」で選んだ高校だと、ちょっとしたことで気持ちがブレてしまったり、モチベーションを保つのが難しくなったりするんです。
成績が思うように伸びないと、「やっぱりやめようかな」と、簡単に諦めてしまうケースも。。。
実際にありました。
今からでも、理由はつくれる
もちろん、今はまだ明確な理由がなくても大丈夫。
これから見学に行って、自分の目で見て、説明を聞いて、先輩の話を聞いて、少しずつ「なんとなく」が「これだ」に変わっていけばいいんです。(6月に入ると中3生対象に高校見学の募集があります。)
大事なのは、「なんとなくのままにしない」こと。
気になる高校があれば調べてみる。
実際に足を運んで、空気を感じてみる。
「ここで頑張っている自分」を想像してみる。
そうして自分の中に “その高校じゃなきゃダメな理由” を 一つずつ積み重ねていってほしいなと思います。
受験は長丁場です。これはついこの間入学した中学1年生にもいえることです。
最後まで走り切るためには、「想いの強さ」が必要なんです。
その想いを育てるスタートを、今から切っていきましょう。
自立型個別指導塾ホープス 北谷美穂