宿題のあと、自分で丸付けをするように言われているお子さんも多いと思います。
ホープスでも、特に中学生になると「自分で丸付け」する機会をあえて増やしています。
特に宿題は、自分で丸付けをし解説を見て、そして自力でできるまで解き直しをするように促しています。
が!! しかし!!
ここで、ちょっとした“落とし穴”があるのも事実です。
○がついているのに、実は間違い!?
「答えは合ってるかな〜?」と見ていると、
実は答えが間違っているのに、自分で○をつけていることがよくあります。
これは悪意があるというよりも、
- 「正解とよく似ているから○にした」
- 「書き直して答えを写して○にした」
- 「数字は合っているけど、符号が間違えている」
…など、判断の甘さや見落としが原因なことがほとんどです。
でも、だからこそ「チャンス」
実はこれ、「自分の力で答えと向き合う」よい機会でもあります。
丸付けって、ただの作業ではなくて
「正しく見る力」「自分に正直になる力」「間違いを受け止める力」が育つチャンスなんですよ。
もちろん最初はうまくできない子もいますが、
ちょっとした工夫や声かけで、だんだん“正しく〇をつける力”が育っていきます。
ホープスではこんな工夫をしています
- ランダムで先生が抜き打ちチェック
→「ちゃんと見てるよ」と伝えるだけでも意識が変わります - 間違いにコメントを書くように促す
→「なぜこう答えたのか?」と振り返る習慣がつきます - 〇の数より、直しの量を大事にする
→間違い直しは成長の証。正解の〇よりも価値があります
保護者の皆さまへ
「自分で丸付けすると、ズルするんじゃないか」と心配される声もあります。
でも、ズルはいつか自分に返ってくること、そして間違いこそ宝物であることを、少しずつ伝えていくのが大事だと感じています。
ご家庭でも、もし時間があれば、
「どうしてこの答えにしたの?」と一緒に見てあげると、きっとお子さんの力になりますよ。