授業のあと、よくこんなやりとりがあります。
私:「ここ、もうできる?」
生徒:「はい!もう大丈夫です!バッチリです!!」
でも実際に問題を解いてみると、手が止まったり、ミスしたり。
…あれ?それって本当に「できる」って言えるかな?
「わかる」と「できる」は、ちがうんだよね
授業を聞いて「なるほど!」って思えるのは、すごく大事なこと。
でも、それだけじゃまだ“スタートライン”。
本当にできるようになったかどうかは、
自分の力だけで、スラスラ正確に解けるかどうか。
特に計算問題はペンの動きが止まらないくらいスムーズで、しかもミスなし。
ここまでできて、やっと「できる」って言えるんです。
「凡ミス」は便利な言い訳?
ミスしたところを聞くと、「これは凡ミスです~」って言う子も多いです。
でもね、ちょっと立ち止まって考えてみてほしい。
凡ミスって、本当にたま〜に出ちゃうような、1回あるかないかのミスのこと。
5問中1問間違えてるなら、それはもう「できてない」ってことなんです。
「どこを見落とした?」「なんで間違えた?」って、自分でちゃんと考える。
それが、ミスを減らしていく一番の近道です。
教えるって、解き方だけじゃない
塾って「解き方を教える場所」って思われがちだけど、
実はもっと深いところにあるんです。
・ミスにどう向き合うか
・自分の間違いをごまかさない力
・「できる」まであきらめずにやりきる粘り強さ
こういう目に見えない力も、一緒に育てていきたいなって思っています。
「わかった!」で終わらずに、「ちゃんとできる!」までやる。
それができると、勉強はもっとラクになるし、楽しくなってきます。
今日も一緒に、“本当の意味での”「できる」を目指していこう!